- 「夏のキッチン、暑すぎてごはん作るのがしんどい…」
- 「電気代もガス代も高くて、少しでも節約したい」
- 「でも、ちゃんとした食事は作りたい…」
お料理をする人にとって、夏の暑さは本当に大敵ですよね。
とくにキッチンにエアコンの風が届きにくいご家庭では、毎日の食事作りがますます大変に感じられるはずです。
さらに、近年はガス代・電気代の値上がりもあり、光熱費の負担がじわじわと家計にのしかかってきます。
そんな悩みを少しでも軽くしてくれるのが、圧力鍋と保温鍋です。
どちらも火にかける時間を大幅に短縮できるため、キッチンの暑さ対策にも、光熱費の節約にも効果的なんです。
私自身、10年以上前から圧力鍋と保温鍋を使い続けていて、ガス代の節約だけでなく、調理時間の短縮や家事の効率化にもつながっています。
この記事では、圧力鍋・保温鍋の魅力や、使い方、実際に使って感じたメリットなどを詳しくご紹介します。
購入を検討中の方や、「どちらを購入すればいいのか分からない…」と悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
圧力鍋と保温鍋、それぞれの特徴とメリット
圧力鍋の魅力は、かたまり肉を柔らかくしてくれること
圧力鍋の使い方
圧力鍋は、鍋の中を高圧状態にすることで通常よりも短時間で加熱調理ができるアイテムです。
我が家では、主にお肉系の煮込み料理や炊飯に大活躍しています。
圧力鍋に材料、調味料、水などを入れて蓋を閉め、火にかけます。圧がかかったら少し火を弱め、レシピによって必要な時間加熱します。


圧力鍋の種類にもよりますが、私の使っているティファールだと、炊飯は3分、角煮は下茹で20分、調味料を入れて10分の加圧でできます。角煮は普通の鍋だと1時間〜2時間くらい火にかけないとおいしくできないので、かなり時短できます。
圧力鍋の主なメリット
- 加熱時間が短く済むので、キッチンが暑くなりにくい
- お肉が柔らかく仕上がる(焼豚、角煮、牛すじ煮などが得意)
- 炊飯も◎。短時間でふっくら美味しく炊ける!
特に夏は「火の前に長く立ちたくない…」と思う日が多いので、さっと加圧して圧が抜けるまで放置するだけの調理法は本当に助かります。
圧力鍋のデメリット
- 野菜は煮崩れしやすい(肉と野菜の煮込みなどは、先に肉だけ加圧して、後から野菜を入れた方がいい)
保温鍋(シャトルシェフなど)の魅力は、野菜を煮崩れさせないこと
保温鍋の使い方
保温鍋は、短時間加熱したあとに鍋ごと保温容器に入れてじっくり火を通すという“魔法瓶のような鍋”です。
私は「エコック真空保温調理鍋(4.5L)」を使っています。
沸騰させたあと、何分か火にかけ、保温容器に入れることで調理します。カレーやおでんは、沸騰後7分火にかけ、保温容器に入れると、じっくり火が通り、1時間後には調理が完成します。

保温鍋の主なメリット
- 火を止めたあとも余熱でじっくり調理が進む(=電気・ガス代の節約)
- 見張り不要!“ほったらかし”で料理が完成
- カレーやおでんなど、野菜が煮崩れず、しっかり味が染みる
うっかり煮詰めすぎる心配がないので、忙しい日や子育て中にも安心して使える鍋です。
保温鍋のデメリット
保温容器に入れっぱなしにすると中の物が腐るので注意!
我が家の場合は、保温鍋を買った当初、ホワイトシチューを朝仕込み、夕飯まで保温調理→夕飯後もそのまま保温容器に入れっぱなしに。鍋いっぱいのシチューが全部だめになりました。
この失敗から、家族の帰宅が遅く、保温状態で置いて寝たい場合は、家族に鍋を出しておくことをお願いしています。
我が家の鍋たち
どちらも使いやすく、何年も愛用しています。
- 圧力鍋:サーモス クリプソ アーチ パプリカレッド(型番:P4360732/6L)

こちらの鍋は廃盤品のようです。6リットルの大きさでとても便利です。ご飯は6合炊けます。
今販売しているのだと、これが近いでしょうか。

- 保温鍋:エコック 真空保温調理鍋(4.5L)

用途に応じて使い分けています。どちらも日常的にほぼ毎日使っています。
私が使っている4.5リットルのエコックは見つけられませんでした。シャトルシェフと比べると断然安いです。
我が家の使い方例(実体験)
では、実際にどんなふうに使っているのか、我が家の例をご紹介します。
朝つくって、夜ラクするカレー&おでん
暑い日の定番は、朝のうちに具材を炒めて保温鍋に入れておくパターン。
夜にはしっかり味が染みて、温め直すだけでOK!
- 火を使うのは朝の10〜15分程度だけ
- 暑い時間帯にはもうキッチンに立たなくて済む
- 野菜がホロッと柔らかく、煮崩れしないのがうれしいポイント
圧力鍋でごはん炊き
炊飯器が壊れてからは、ずっと圧力鍋で炊いています。
- 朝から米を浸水させておく
- 夕方、加圧3分+自然減圧15分ほどで完成!
仕上がりはふっくら甘くて、正直炊飯器より美味しいと感じています。
家族の帰宅が遅い日は保温鍋でご飯を炊いています。保温状態で置いておけるので、温め直す必要がなく便利です。
“火の前に立つ時間”を大幅カット!
圧力鍋と保温鍋を上手に使い分けることで、コンロ前にいる時間が本当に減ります。
暑さのストレスも少ないし、火を止めた後に鍋任せで別の作業ができるので、家事全体の効率もアップしますよ。
煮込み料理をする場合、普通の鍋だと火の前から離れられませんが、保温鍋だと保温調理中に外出できるので、忙しい方にぴったりです。
圧力鍋の「パッキン劣化」
ある時から圧力鍋の圧力がうまくかからなくなりました。蓋の間から蒸気が漏れたり、吹きこぼれたり…。新しくパッキンを購入したら、また元のように使えるようになりました。ぱっと見、劣化したようには見えなかったパッキンですが、古くなっていたんですね。
パッキンの型番はティファールの公式サイトから確認できます。



まとめ;圧力鍋、保温鍋どちらを買うべき?
私は圧力鍋と保温鍋を両方持っていて、どちらも活用していますが、それぞれの得意分野ははっきり分かれる印象です。
- かたまり肉をほろほろに柔らかくしたい方→圧力鍋
- 野菜の入った煮込み料理の味を染み込ませたい方→保温鍋
がおすすめです!「こんな料理はどうですか?」など、聞きたいことがあれば、ページ下部のコメント欄からお気軽に質問してくださいね。
番外編:鍋帽子
鍋帽子は保温調理に使えるティーコゼーのようなものです。鍋をすっぽり覆って普通の鍋で保温調理が可能になります。
味噌汁を作る時などにも使っています。家族の帰りが遅い時も、帰宅まで保温することができて便利です。
こちらの本、おすすめです。鍋帽子の作り方と、レシピがたくさん掲載されています。どれも美味しいですが、特にピーマンの肉詰め、茹で鶏が美味しかったです。
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