こんにちは!モス子です。
これまで使ってきたテントは、スノーピークの「アメニティドームM」、ノースイーグルの「ワンポールテント420」、ロゴスの「neos ベーシックドーム・PLR WXL」など。
ドームテントやワンポールテント+DDタープの組み合わせが、私の基本スタイルでした。
でも、キャンプ中に雨に降られることが増えてくると、「やっぱりツールームテント欲しいな…」と思うように。
そしてキャンプ歴5年目の2022年、ようやく念願のツールームテントを購入!
空前のキャンプブームでなかなか手に入らず、1年以上抽選販売に申し込み続けて、ようやく購入できたのが…
**ビジョンピークスの「クアトロアーチ2ルームテント+RF」**です!
ファミリー向けの大型テントで、最大の特徴はルーフフライを延長した大きなサイドタープ。
このタープが出入り口とは別に設けられているので、雨の日でも快適!
よくある「出入り口を跳ね上げてタープ代わりにするタイプ」とは違って、布の隙間から雨が漏れてくる心配がありません。これは本当に嬉しいポイントです。
今回のブログでは、この「クアトロアーチ2ルームテント+RF」について、
- スペック
- 設営のしやすさ
- サイズ感
- 実際に使って良かった点・気になった点
といった内容を、初心者の方にもわかりやすくレビューしていきます!

「クアトロアーチ2ルームテント+RF」ってどんなテント?
「クアトロアーチ2ルームテント+RF」の基本スペック
■サイズ:
フライサイズ:620×330×210(H)cm
インナーサイズ:300/220×220×180(H)cm
ルーフフライ:490×400cm
収納サイズ:50×45×幅69cm
ポール径:16mm
■重量:22.7kg
■収容人数:5人用
■耐水圧:2,000mm
■素材:
フライ/75Dポリエステルリップストップ75D
ルーフフライ:ポリエステルリップストップ75D
インナー :ポリエステルタフタ68D
フロア:ポリエステルオックス210D
フレーム/アルミニウム:スチール


そもそもツールームテントとは?
キャンプをこれから始めたい方の中には、ツールームテントが分からない方もいるかもしれません。
ツールームテントとはリビングスペース(前室)と寝室(後室)が一体になったテントのこと。
テント+タープの役割を1つでこなせるので、雨の日や寒い日でも安心して過ごせます。ファミリーや荷物の多いキャンパーにも人気のスタイルです。
寒い季節だけではなく、夏もツールームテントは役立ちます。夜になると、虫がライトに集まってきて、安心してご飯も食べられません。そんな時、ツールームテントがあれば、メッシュの出入り口を閉めて中に篭れば虫もシャットアウト。また、紫外線予防にも役立ちます。

クアトロアーチ2ルームテント+RFの特徴
広い居住空間 便利なサイドタープ
クアトロアーチ2ルームテント+RFは、4〜5人用の大きなテントです。 ルーフフライを延長してできた大きなサイドタープが付属し、雨の日や紫外線予防にも役立ちます。タープ無しでもこのテント一つでキャンプができ、設営の手間がかかりません。ルーフフライは取り外し可能です。
リッジポールで耐風性アップ
リッジポール(側面ポール)を備え、より風に強い形に。ガイロープをしっかり張れば強風の日にも安心です。


インナーテントは吊り下げ式 外せば広いシェルターに
インナーテント(寝室に使用)はテントを建てた後にフックで吊り下げます。設営が楽ですし、撤収が雨の場合にも、インナーは濡らさずに片付けられます。
また、インナーテントをつけなければ大きなシェルターとして使用可能。冬のBBQの際に活躍しました。

初心者でも設営できる?実際に建ててみた!
最初はちょっと戸惑うかもしれないけど、同じアーチポールを通していくだけなので、構造は意外とシンプル。
カラー別にポールが分かれているので、視覚的にもわかりやすく、頑張れば一人でも建てられます。(私は一度一人で建ててみましたが、ポールをグロメットに挿すのに力がいるため、筋肉痛になりました。体力に自信がない方は、二人以上の設営をお勧めします。)
設営動画は公式のものが非常に分かりやすいです。
設営手順としては
- メインポールをテントのスリーブに通す(ポールの色とスリーブの色を合わせる)
- ポールの先端をテントのグロメットに挿す(テントの調節ベルトは最大まで伸ばすと作業しやすいです)
- テントの端の2箇所をペグダウンし、テントを立たせる。反対側の端の2箇所もペグダウンする。
- リッジポールを取り付ける
- ポールを挿したグロメットについているループを全て(8箇所)ペグダウンする
- ルーフフライ、インナーテントを取り付ける
クアトロアーチ2ルームテント+RFの居住空間はどう?広さと快適さをチェック
リビングと寝室の広さ
クアトロアーチ2ルームテント+RFは居住空間が広く、囲炉裏テーブル、チェアを配置できます。ロースタイルでもハイスタイルでもOKな天井高も魅力。キッチン周りを全部置くとさすがに狭いですが、置ききれないものはサイドタープ下に置けば広く使えます。

寝室部分では大人4人寝ることができます。モス家ではコットを使用していますが、インナーテントにコットは3台しか入りませんでした。一人リビング部分で寝るか、インナーテント無しで寝ています。


インナーマットやグラウンドシートは、ビジョンピークスにぴったりサイズが売っています。現在はセットの販売もあるみたいです。

私は、グラウンドシートはワンポールテント用に買った物を畳んで使っています。インナーマットは一度マットで寝てみたくて買ったのですが、あまりの収納サイズの大きさに手放すことになりました。



大型サイドタープで雨の日も快適
クアトロアーチ最大の特徴は、ルーフフライを延長してできた大きなサイドタープ。
他のツールームテントでは出入り口とタープが一体化していることが多いですが、このテントは独立したサイドタープなので、雨の日でも濡れずに出入りでき、便利です。


便利なテント内部
テントのあちこちにフックがついていて、ランタンをぶら下げるのに便利です。モス家では、ドリンク類をまとめたツールケースをぶら下げるのにも使っています。




インナーテントの両サイドにはポケットがあり、小物を仕舞うのに便利です。また、インナーテント下部にはコードを出すファスナーが付属します。

狭い区画サイトでは注意が必要
成田ゆめ牧場の区画サイトに泊まった時は、タープを片側下ろして張る形になりました。
テントが大きいので、区画のサイズには注意が必要です。

実際に使ってみて良かった点・気になった点
良かった点
リビングが雨でも濡れないのが便利
キャンプをしていると、急な天候の変化で雨に降られることがあります。オープンタープだと雨が横から吹き込んできて、服や荷物が濡れてしまうことがよくありました。
クアトロアーチを使うようになって、雨が降っても心配いらなくなりました。サイドタープがあるので、出入りの際も雨が吹き込まなくてとてもいいです。
収納サイズが小さい
大きいテントなのに、収納サイズがそこまで大きくないのがありがたいです。モス家はコンパクトカー(日産ノート)でキャンプしているので、あまり大きい荷物は載せられないのです。
ぎりぎりトランクルームの下部に入れられました。ポールは別の収納袋に入れる形です。

設営が簡単
テントとオープンタープを張る場合、自由度は高いのですが、どのように設営するか悩んでしまい、設営に時間がかかっていました。ツールームテントを買ったことで、一つだけ設営すればいいので、設営時間が短縮できました。
気になった点
大きいので暖房が効かない
今まではフジカハイペットという小型のストーブで幕内を温めることができたのですが、ツールームになったらさすがに寒いです。積載の問題があるので、大きいストーブを買うことは考えていないのですが、今後の課題になっています。

完全乾燥が難しい
結露が結構あるので、朝になると全体的にびしょ濡れで、完全乾燥が難しいです。特にスカート部分が乾きません。乾燥できなかった時は自宅の2階ベランダで干していますが、大きいので少しずつずらしながら乾燥させています。
値段が高くなった
クワトロアーチは販売当初は6万円台後半だったのに、抽選に外れ続けている間に値段が上がり、99,000円になっていました。他のメーカーの同じくらいの大きさのテントと比べても、そんなに高くないとは思うのですが、最初の値段を知っていると高く感じてしまいます。
しかも、買えなかった時期にメルカリで大量に転売されているのを見て、怒りが湧きました。
まとめ

初めてのツールームテントとして、クアトロアーチには大満足しています。
特に気に入っているポイントは以下の3つです。
- 大型サイズ+サイドタープのおかげで、雨の日でも安心して過ごせる
- タープを別に立てなくてもテントひとつで完結するので、設営時間が短縮できて、その分ゆっくりキャンプを楽しめる
- 家族みんなで協力して設営するのが、ちょっとしたイベントになって楽しい
クアトロアーチを手に入れてからは、「毎回このテントでいいかも」と思うくらい気に入っています。
これからファミリーキャンプを始めたい方に、自信を持っておすすめできるテントです!
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