こんにちは。モス子です。私はキャンプ用のチェアカバーなどを製作販売している【縫製職人の店 アナベル】を運営しています。
先日、キャンプ好きな先輩が「チェアカバーのバリエーションを増やしたら?」と声をかけてくれ、スノーピークの人気アイテム ローチェア30 を貸してくれました。
せっかくの機会なので、実際に組み立てて座ってみた感想をレビューとしてまとめてみました。
これからキャンプチェアを選ぼうとしている初心者の方、買い替えを検討中のベテランキャンパーの方にも役立つ内容になっています。
購入する際に比較対象になりそうな、他メーカーのキャンプチェアとローチェア30の比較画像も載せましたので、ぜひ最後までご覧ください。
※今回紹介しているオレンジの座面は廃盤品です。現行品はカーキ、ブラウンになっています。サイズについては紹介したチェアと現行品は同じです。

スノーピーク ローチェア30の特徴
抜群の安定感と座り心地
金属加工に定評のあるスノーピーク製。フレームの強度はさすがで、キャンプチェアにありがちな不安定さはまったくありません。先輩は8年ほどこのチェアを使っているはずですが、がたつき、ゆるみなど全くありません。
肘掛けもついており、ゆったりとくつろげるキャンプチェアです。
また、座面の生地も厚手で張りがあり、ご家庭の椅子と同じような感覚で快適に座れます。

広げるだけで使える簡単設営
多くのキャンプチェアはパーツを組み立てる必要がありますが、ローチェア30は広げるだけの収束型。
設営に時間や手間をかけたくない方にぴったりです。
シンプルでスタイリッシュなデザイン

デザイン性の高さで定評のあるスノーピーク製品ですので、見た目のおしゃれさは言うまでもありません。キャンプ中だけでなく、自宅のリビングで愛用する人もいるようです。
アルミニウム合金のフレームは軽量でサビに強く、マットな質感で高級感があります。
肘掛けは竹集成材で、デザインのアクセントになっています。

座面は以前のモデルは帆布生地でしたが、現行品はポリエステル仕様になっています。
ローチェア30のカラーバリエーション
カラーは合わせやすいブラウンとカーキの2色。オンラインショップ限定のブラックも販売中です。
限定カラーは都度追加されるので、気になる方はチェックしてみてください。

スノーピークはアフターケアもばっちり
スノーピークは永久保証を謳っており、修理の手厚さに定評のあるブランドです。
張り地が破けた際の修理は格安で行ってくれるとか…キャンパーたちの間では噂になっています。
商品価格は高いですが、いつでも修理してもらえて長く使えると思えば、コスパはいいと言えるでしょう。
ローチェア30の基本スペック
- サイズ:58×65×86(h)cm
- 重量:3.6kg
- 収納サイズ:16×18×101(h)cm
- セット内容:本体、収納ケース
- 材質:フレーム/アルミニウム合金、肘掛け/竹集成材、金具/ステンレス、シート/ポリエステル
ローチェア30に実際に座ってみた感想
安定感があり、安心してくつろげる
実際に座ってみてまず感じたのは、とにかく安定感があるということ。軽量チェアにありがちな「ぐらつき」や「座ると沈み込む感覚」がなく、安心して腰を下ろせます。多少体を動かしても椅子が傾いたりせず、キャンプ中にリラックスして過ごせるのが大きな魅力だと感じました。

座面に張りがあって腰に負担がかからない
座面はしっかりとした張りがあり、腰や背中をしっかり支えてくれるので長時間座っていても疲れにくいです。沈み込みすぎるチェアだと立ち上がるのが大変ですが、ローチェア30は自然な姿勢で立ち上がれるので年齢を問わず使いやすいと思います。焚き火を囲んで長時間座るシーンにもぴったりです。
気になったポイント
収納サイズが大きく、持ち運びはやや不便
折りたたむとスリムにはなるのですが、長さが約1mと大きめなので、コンパクトさを重視する人には不向きかもしれません。小さな車でのキャンプや荷物をできるだけ減らしたい徒歩キャンプだと扱いづらいと感じます。
我が家もコンパクトカーでファミリーキャンプをしているので、積載に余裕がなく、収納サイズが大きいキャンプチェアは候補に入りませんでした。
逆に、積載に余裕のある人には大きなデメリットにはならないでしょう。

価格が高め
価格は一般的なキャンプチェアと比べると高めです。ただ、実際に座ってみると「なるほど、この安定感と作りの丁寧さなら納得」と思える品質でした。耐久性があるので、長く使うことを考えるとコストパフォーマンスは悪くないと思います。
ローチェア30と類似キャンプチェアの比較
コールマン レイチェアとの比較
ネットで見る範囲で、ローチェア30と似ているキャンプチェアがあります。コールマン レイチェアです。近所の友達がレイチェアを持っていたのを思い出し、貸してもらいました。
並べてみると、全体的にレイチェアの方が大きいです。


レイチェアのフレームはアルミニウム。ローチェア30と比べるとチープに感じますが、価格がレイチェアの方が半額くらいなので、価格なりの品質だと感じました。

レイチェアは3段階でリクライニングできます。一番起こした状態↓

一番倒した状態↓これならお昼寝できそうですね。

肘掛けの下の金具をスライドさせるとリクライニングできます。

ヘリノックス チェアワンハイバックre、チェアツーとの比較
ヘリノックスの同じくらいのサイズのチェアと比べてみました。価格的にも同じくらいですので、比較検討する方は多いのではないでしょうか。
まず、ローチェア30とヘリノックス チェアワンハイバック(re)との比較です。サイズ感は大体同じですが、座面高はチェアワンハイバック(re)の方が高いです。

ローチェア30とチェアツーとの比較です。大体同じサイズ感です。

座り心地については、ヘリノックスチェアは座面が柔らかく、体が包み込まれるような感じで、ローチェア30の張りのある座面と全く違います。好みによって選ぶといいでしょう。
ヘリノックスチェアはコンパクトな収納サイズが魅力です。積載に余裕がない方はヘリノックスがおすすめです。

ヘリノックスチェアは収束型のチェアに比べると組み立てが面倒なので、簡単に設営をしたい方にはローチェア30やレイチェアがおすすめです。
ヘリノックスチェアについては、別のブログ記事で詳しく紹介しています。
ローチェア30はどんな人におすすめ?
大きい車でキャンプする方
収納サイズが大きいので、積載に余裕のある車移動のキャンパー向きです。大きい車をお持ちの方にはおすすめです。
安定感や座り心地を重視したい方
アウトドアチェアは軽量さやコンパクトさを売りにしている製品が多いですが、ローチェア30はその真逆。安定感と座り心地を優先する人におすすめです。腰痛持ちの方や長時間焚き火を楽しみたい方にも向いています。
キャンプだけでなく、自宅の庭やリビングでのリラックスチェアとしても使えるくらい快適です。のんびりコーヒーを飲んだり、本を読んだり、じっくり時間を楽しみたい人にぴったりのチェアだと思います。
キャンプの設営に時間をかけたくない方
ローチェア30は広げるだけで使える収束型のキャンプチェアです。さっと広げればすぐに寛ぐことができます。キャンプでできるだけゆっくり過ごしたい方には、ローチェア30はおすすめのチェアです。
チェアカバーも近日発売予定!
私が製作している 専用チェアカバー も、近日中に販売予定です。
- 焚き火の火の粉による穴あき防止に
- 見た目のカスタムにも◎
発売情報はInstagramとブログでお知らせしますので、楽しみにお待ちください♪


まとめ|スノーピーク ローチェア30はこんなチェア
実際に使ってみて感じたのは、安定感と座り心地の良さが群を抜いているということでした。
設営も広げるだけで手間いらず。デザインもシンプルで、自然の風景に溶け込みやすいのも魅力です。
一方で、収納サイズがやや大きく、価格も高め。ですが、その分しっかりとした作りと耐久性があり、長く愛用できるチェアだと思います。
メリット
- 抜群の安定感でぐらつかない
- 座り心地が良く、腰への負担が少ない
- 広げるだけで簡単設営
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
- 耐久性があり長く使える
デメリット
- 収納サイズが大きく、積載に工夫が必要
- 価格が高め
結論
スノーピーク ローチェア30は、「快適に座ること」を最優先したい人におすすめの王道キャンプチェアです。
特に車でキャンプに行く人、長時間焚き火やリラックスタイムを楽しみたい人には強くおすすめできます。
「多少大きくても、安定して座れる椅子が欲しい」という方には、間違いなく満足度の高い一脚になるはずです。
コメント